今年読んだ本でいちばん衝撃を受けたのが迫田さやか・橘木俊詔『夫婦格差社会』だ。根本的な意見修正を迫られた一冊。女性の社会進出はマクロでは社会を豊かにしないといわざるをえない。

家族社会学では松田茂樹少子化論』が面白かったです。少子化の原因は結婚が減っているからだということを丁寧に論証するところがよかった。
伝統的な家族観は崩壊していないのである。
結婚を促す政策と、子供を産みたいだけ産めるような政策が必要である。

あとは艦これに関する本でいくつか面白いのがあった。海自創設に関係した旧日本海軍出身者のお話『凌ぐ波濤』、海上護衛任務についての『輸送船入門』、加藤陽子『それでも日本人は戦争を選んだ』、『雪風は沈まず』、『五月雨出撃す』などなど。