『Live in London』JUDAS PRIEST

ジューダス・プリースト・ライヴ・イン・ロンドン [DVD]

PAINKILLER』ツアー終了後から僕はジューダスを聞くようになった。それは、ロブ・ハルフォード脱退騒動やら新しいシンガーが決まらない、という暗黒時代だった。ようやく、ボーカルが加入して発表されたアルバムは期待外れだったものの、ジューダスを生で見たいという衝動は抑えきれず、ライブ行きました。凄かった、感動した、リッパー・オーウェンズ最高だった。ロブが戻ってくる必要など一切感じなかった。

その後、僕は諸事情により、メタルから遠ざかった。
最近、歳をとったせいか、元来の後ろ向きな性格のせいか、こんなDVDを買ってみたりしている。
ああ、やっぱりリッパーは力不足だなあ。彼はパワフルな素晴らしいシンガーだが、『Turbo Lover』や『Breaking the Low』のような曲での歌いまわしにキレとかメリハリが決定的に欠落している。

でも、かつてリッパーのパフォーマンスに感動したのは事実。あれがロブだったらどんなことになっちゃってたんだろう。死ぬまでにロブ・ハルフォードを拝んでみたいが、今回の来日は無理でした。こういうときに仕事が憎らしく思える。