そんなこんなで夕方帰投。
いつも病院でボコられてるのに、休みの日には嫁にボコられるという虚しい休暇であった。
病院が忙しいせいで嫁との関係がよろしくないというのは大変な勘違いだった。
そもそもは俺に原因があったのである。
私の生活は完成されすぎていて女が入りこむ余地がないのである。
それは学生の頃、長く付き合った女とずっと遠距離だったために、一人でも退屈しない!というコンセプトで生活を追及していた上に、働き出してからまともな恋愛など無縁な自己完結型の生活を強いられたせいである。
限りなく自分のプライベートの時間を削られたた挙句に、1年間の大学研修の後に、縁もゆかりも無い現任地に飛ばされて、一人寂しくオナニーかつ自己完結的生活に磨きをかけたのである。それが俺の生きる術だった。


生きる術であったわけで、帰宅してメール見たら、内視鏡外科学会の演題通ってるじゃん。ショボイ演題なのにどおしよう。まあ、京都に行ってから考えるか。