日経メディカルCadettoを読んでみた。
いきなり日野原大先生、教養を身に着けよ、ときたもんだ。医者養成学校と化しつつある、医学部に対する批判、私も大いに同意した。
南淵先生は、大学批判と医療行政批判、立ち去り型サボタージュにも言及。この人がどうしてこんなに大学を憎むのかよくわからんが、心臓外科の先生たちって時々、独特な感性を発揮するよね。
黒川清先生は、大学医局崩壊は予定通りとのたまっている。だが彼が教授まで勤めた東京大学は、マッチング勝ち組である。崩壊しているのはブランド力のない大学医局であり、それによって困っているのはブランド力のない地方中核病院だ。メディカル・スクール制は総論同意だが、この医者不足の時代に学生8年もさせる余裕はあるのか?
おおたわ史絵女史は、奈良県大淀町妊婦死亡について、「すぐにCTを撮っていれば助かっただろう」とテレビで発言したために、医療関係者から大ブーイングを受けている方です。日経メディカルCadettoのコラムは他愛のないものだが、こういう背景があると好意的には受け取れず、私立医大卒の大馬鹿金満娘との印象を受ける。
小説家でもある海堂尊先生のコラムは、小説とは違って好感度大です。「普通の医者などどこにもいない!」
岩田健太郎先生、かっこいいね。