映画秘宝

秘宝の昨年の映画のランキングを見た。
昨年は邦画の興行収入が洋画を上回ったというのに、邦画は『時をかける少女』の19位が最高。実写は24位の『嫌われ松子の一生』が最高。
数字とは裏腹に邦画の地盤沈下が見られるというわけではないだろう。
単に、ヒットした邦画がくだらなすぎるだけだと思う。良い邦画は今も昔も作られ続けているに違いない。
いわゆる『感動したい症候群』、『涙のカツアゲ映画』の隆盛で、良い作品が目立たなくなっているだけだと思う。
このことはキネ旬ベストテンを見れば明らかになるであろう。まあ、キネ旬で好まれるような映画はもう興味ないけどね。
ちなみに、私は昨年5本ほどしか劇場鑑賞できなかったがが、うち3本が秘宝ベストテンにランクインしているじゃないか。
映画の趣味が偏ってきているのではなく、もう興味のあるもの以外に時間をさきたくないという意思の表れだと思う。