PDの鈎引きで1日が終わった。
短時間にあれだけの血を見るのは久し振りでけっこう疲れた。
とはいうものの、今日前立ちしていた先生は自分でなんでもしたいタイプの外科医であったため私の仕事は少なかったのである。
おいらは、自分の出身医局から忘れ去られて現任地に抑留残留孤児化してからは、
「前立ちはがんばりすぎてはいけない。なぜなら結紮が遅くなるから」
と教えられて育った。
だから今日みたいに前立ちががんばりすぎて鈎引きがラクするような手術は違和感がある。
そこで申し訳ないと感じるような俺様ではないからいいんだけどね。ラッキーって感じ。

今日の前立ちの先生がそんな優しい人であるのには理由があって・・・
そこで研修医無脳化問題につながっていくのである。