スキヤキウェスタン ジャンゴ

そんなことを考えながら、シネコンで『スキヤキジャンゴ』を見るのである。つーかもう梅田って、テアトルとシネリーブルとガーデンシネマ以外はシネコンしかないんだもん。あ、梅田日活とかは除くです。

で、和製マカロニウエスタンである本作ですが、和製ウェスタンではないから何でもあり。
でもいくらなんでもテキトーに作りすぎではないか。まあ楽しかったからいいけどさ。

主演の人は一番しょぼい。演技らしい演技をする場面もなかったからいいんだろうけどさ。テレビ資本の入っている作品なのねって感じ。8年くらい前にこの人は、『クロスファイア』という金子修介の作品で桃井かおり長澤まさみと共演しているのだが全然成長してないね。長澤まさみ現代日本を代表する映画女優になろうとしているのにね。

そして桃井かおりはさらに凄味を増している。とてもかっこ良かったね。彼女のための映画だと思う。

佐藤浩一、香川照之堺雅人は何をしていても安心して見ていられるが、もったいない使い方だとも思う。

伊勢谷友介をまともに見るのは初めてだが、けっこういいかもと思った。

木村佳乃もスクリーンで見るのはたぶん初めてだが、どんどんこういう役をやるべきだと思う。業を感じさせるエロというのは良いものです。