『だまされない!投資信託の選び方』 『ダイヤモンド・マネー2007年秋号』

Diamond money ! (ダイヤモンドマネー) 2007年 10月号 [雑誌]             
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ダウが最高値を更新する中、投資の本を読んだのです。
『ダイアモンドマネー』はひどいな。いまだに毎月分配型の投信とかスワップ狙いのFXとかを安易に紹介している。
どちらもよくわからずに手を出すとロクなことがない商品だ。
郵便局や銀行で売っている投信は基本的にぼったくり商品である。そういや1年くらい前に『週刊ダイヤモンド』で、「投資信託の罠」と題してこれらの商品を徹底的に批判していたが、編集しているのは全然違う人たちなんでしょうね。
FXでスワップ取りに行くならレバレッジ2倍、せいぜい3倍まで。損切りや疑似ショートがちゃんとできるなら8倍くらいまでOKだろうが、それは簡単なことではない。


一方、『だまされない!投資信託の選び方』はインデックス投資を勧める良書。
山崎元氏は、

ただ率直にいって、銀行で売っている投信で、家族や友だちに勧められるようなものはただの1本もないですよ。どのファンドがいいとか、選び方なんて考える必要もない。銀行では買わないことです。

と例のごとく辛口を披露している。まあそういうことである。いや、まあ銀行でもノーロードのインデックスファンド売ってることもあるんで、「ただの1本も」ということはないと思うけどね。
その他にも内藤忍氏のインタビュー、セゾン投信代表取締役中野晴啓氏のインタビュー、日本で買えるETFリスト、良識あるインデックス投資家ブロガーの鼎談などなど。薄い本だけど、中身が詰まっていてとても良い。