午前病棟総回診。二日続けてやるとゲンナリするね。
午後ラパコレ。師匠から「腕を上げたな」とお褒めの言葉を頂いてちょっと嬉しい。ブラ胆なら15分でやっつける師匠に比べたらまだまだだけど、自分の成長を評価してもらえるのは素直に嬉しい。

ところが、ネット医師界で有名なBermuda産婦人科医は心が折れたようだ。私は、この医師がどんなにしんどくても続ける理由は「まだ何かがあるような気がするから」とブログで述べておられるのを見て大変共感するとともに励まされたのを覚えている。

この医師は、凄惨極まる東日本産科業界の第一線で戦ってきた人であって、まだ余裕のある西日本一般外科業界に生きる私とは全然情況が違うのであるが、氏の脱力感溢れるブログには心癒されたのであった。

氏は大学医局を離れるという。産科もやめてしまうのであろうか。産科の悲惨な情況を知る者としては安易に辞めないでとも言えない。また大学医局の旧態依然とした情況も知らないわけではないから、脱医局についてもむしろ喝采してしまいそうである。

このような大変な人物を使い捨てにする大学医局に憤りを覚える。少なくとも私の大学の産婦人科はそんなではなかったと思うのだが、実際は判らない。