ハウステンボスから長崎市内まで電車で行ったが鈍行だったもんでかなり時間がかかった。
1万五千円払って参加証ゲット。

腹腔鏡下直腸切除のシンポを聴講。
シンポジストは有名どころの施設からであった。
まあだいたい5−10%程度はリークがあるようだ。我々が崇拝する黒柳先生でも8%ぐらい漏れている。
直腸の切離は右下腹部ポートからエシュロンかEndoGIAを入れるところが多いようだ。
EndoGIAは45ミリのほうが小回りが利くから良いらしい。でも45だと使用個数が3個以上になることが多いような気がするけどなあ。
当院は恥骨上で小開腹して、ドワイヤン腸鉗子で縦に直腸をクランプし、滅菌手袋をかぶせて再気腹、そこからエシュロンを入れて切離する。あまりこの方法は流行っていないようだ。この方法ならほぼ間違いなく2発で切れる。低いところでも一発で切れちゃうこともある。

DSTにおいてリニアステープラー使用個数が多いことは縫合不全の危険因子といわれているが、今回のシンポでは賛否両論であった。使用個数が多くなるような状況、すなわち直腸の剥離授動が不十分なことが問題なのではないかという指摘もあった。