昨夜は深夜帯に救急車2台来ましてほとんど寝れず。
ちょうど3時間空けて2台来られたらほとんど寝れません。
2時間おきに3台来たらまったく寝れません。
2・3台しか来てないなら十分仮眠がとれるはずだとかいう偉い人にはそれがわからんのです

寝れないだけで十分疲れるのだが、診たのはたった二人という徒労感、なんという充実感のなさであろう。

そんなことを思いつつ午前外来。当直明け外来は助かる。
当直明けの手術よりははるかにマシだ。

でも午後は甲状腺癌の手術。3の倍数と3の付くリンパ節を掘り出すごとにアホになる外科医も見受けられる昨今である。

甲状腺なら3と6くらいだが、胃癌だと3・6・9・12aなど重要リンパ節でアホにならなければならない。まあ4番台が全部セーフなのでいいか。


胆管癌・膵癌だと12番台と13番台がすべてアホである。これは大変である。膵体部癌だとこれに9番や15番が加わる。

大腸癌は大変である。203・213・223・233・243・253といった3群リンパ節でことごとくアホになってしまう。ちなみにparaaortaは大腸癌の場合は216であって3の倍数なのである、まあ今時こんなとこ郭清する人はおらんでしょうが。あとは252とか222が3の倍数でこれも重要なリンパ節である。

食道癌は105と108と3・6・9ぐらいかな。101とか106番台といった重要リンパ節がセーフなのはありがたい。