午前排泄じゃなくて肺切のカメラ持ち。
午後はオペなく死ぬほど雑用する予定だったがパンペリを取ってしまった。
いつものように各方面に電話して「明日までは待てません。なるべく早くにやらしてください」と、
切羽詰まった男のように頭下げまくり。
そして各方面から一言ずつ厭味を言われて、その間にムンテラしつつ術前術後のオーダーをしつつ、
麻酔科医に「高齢ですので心機能評価もしておいてくれなければ麻酔かけれません」などと冷たく言い放たれ、
術前評価をお願いした循環器内科医にも「心機能がどうだろうがやるんでしょ」と言われ、
なんとか夕方に始めることができた。
始まる直前にも麻酔科医には「AラインとCVぐらい入れる時間はあったんじゃないですか」と責められたが聞かなかったことにした。

いつものことだが救急に関わると色々なことで人間関係がギスギスする。自分がみんなにすごくたくさん迷惑をかけているような気になってしまう。

手術が始まる直前、すでに精神的に疲れ果てていた私に、ベテランオペナースが、
「先生は今からいいことをしようとしているのよ。元気出しなさいよ!」と励ましてくれた。
涙が出そうなほど嬉しかった。