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- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: DVD
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ジェシー・ジェームスは南北戦争後に大暴れした伝説的なアウトローである。ブラッド・ピットがジェシーを演じるのだが、やはり良い俳優さんですね、好きにはなれないけどさ。ジェシーを暗殺するボブ・フォードを演じるのはケイシー・アフレックで、真面目に見るのは初めてです。繊細な演技も難なくこなし、少なくとも兄貴よりは実力者である。
ジェシー・ジェームスの映画といえば『地獄への道』、『無法の王者 ジェシー・ジェームス』、『ロング・ライダース』を見たことがある。それらではフォード兄弟は臆病者かつ卑怯者としてしか描かれていない。
本作ではそんなフォード兄弟を丁寧に描写しつつジェシー・ジェームスの人間臭さを表現することにも成功している。
終盤まではチンタラした展開で眠いが、最後に物語はいっきに動く。卑怯者ではない、臆病者でもない。ただ彼らの置かれた情況からはジェシーを殺すほかなかったのである。