先日の東京で妊婦さんが脳出血で亡くなられた件ですが、医師や医療機関へのバッシングは少ないですね。
もっとバッシングして医療崩壊を加速させてくれてもいいのにね。
行政や救急体制への批判が多い。的外れなものも散見されますが。
注目は、墨東病院とかかりつけ医の泥仕合都知事厚労相のケンカといったところか。

このかかりつけ医がいけてないね。墨東は休日夜間は産科救急は受けられないと言っているのに無理やり搬送したのがルール違反じゃねえの。何件か断られたとはいえ女子医大が受け入れ可能だったのにさ。


ところで現在、日経の1面の特集は『蘇れ医療 第3部 安全のコスト』なるものだが、内容は医療事故が起こるなんてケシカラン、アメリカ様を見習え!というもので、はっきり言ってクソです。日経様によると「前医を批判してはいけない」という我々の業界の暗黙のルールは庇い合い・慣れ合いだそうです。本来の意味は「後から見る医者は診断において有利である。後から診て正しく診断できても、自分をスーパードクターと勘違いして前医を批判してはいけない」というものです。日経は経済・金融でもヘボい記事を連発しているのはご案内の通りでございますが、医療のことも判ってない記事多数です。