今日は大学院の入学試験。
母校の基礎講義室で試験だった。かつて我々がアウェーと呼んでいた部屋だ。
そういや学部の入試も、現役の時の後期と一浪のときの前期がこの部屋だったなあと思いだした。

18くらいのころの2年半くらい、入試が俺の頭を押さえつけ憂鬱になる要因だった。
「人生に受験という季節があってよかったと思えるときが必ず来る」と河合塾のポスターにあった。
俺にはまだそんなときはやってきてはいない。
特に浪人の1年間は最悪だった。俺の性根が決定的にねじ曲がってしまった。本当に俺にとっては暗黒時代であった。


今日の試験はそれに比べたらユルユル。
英語は英語で回答しなければいけないのが辛かった。でもなんとかなった。
リーダーズ英和大辞典は大活躍したが和英辞典も持ち込むべきだった。
ジーニアスとか研究者英和中辞典を持ち込んでいる人も多かったがその手の中辞典は意味がない。そういうのが役に立ってしまうような英語レベルの人はまあ大学院など行かないほうが良いであろう。
医学・生物学は臨床の問題が多かったので助かった。

面接は問題なし。スーツ着てこなかったことを除いて。俺以外のほとんどの人がスーツでした。何も考えずに普段着でいってしまった。

俺たちはそんなことに無頓着でいい職業のはずなのにな。
現在、情報の流刑地に生息しているので誰もそんなこと教えてくれないのである。


試験が終わって映画見に行って、友人宅で酒を飲んだ。
まあ世の中そんなもんだ。