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- 作者: リチャード・ブックステーバー,遠藤真美
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/05/22
- メディア: 単行本
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ヘッジファンドのリスクマネージメントをやってきた人の本。
LTCMの破綻を中心に金融危機について述べたもの。
金融工学といのが効率的市場仮説というありえない前提に基づいていること。
自分以外の多くの市場参加者が自分と同じポジションを持っているとき、それが巻き戻されると投げ売り状態になる。それが市場規模に比べて大きすぎる場合はさらに「あーあーーー」状態になる。さらにレバレッジがかかっていると、追証→投売→暴落→追証のスパイラルに陥るのである。
細かな規制をかけるよりも、ゴキブリのように粗視的に環境に対応するのが生き延びる道であるとかいうのがアメリカ人らしくていいね。素人の俺様ちゃんにはよくわかりませんが。