2008年の振り返り-映画編-

今年劇場で見た作品はたったの4本。これで最後とは思えぬほどスタローンが大暴れした『ランボー4 最後の戦場』、劇場で見れて感激した『攻殻機動隊2.0』、言わずもがなの『スカイ・クロラ』、ジョン・ウー節炸裂の『レッド・クリフpart 1』、ロブ・ゾンビによりリメイクされた『ハロウィン』だけでした。『ハロウィン』以外は最高に面白かった。というか本当に楽しめると思われる映画しか見ないからね、僕は。忙しいのよ。アニメ以外の邦画は見たいと思わないし、観る必要もないだろう。

DVDで新たに鑑賞した作品は多数。文太刑事が最高な『県警対組織暴力』(まだ見てなかったのかよという感じですが)、ポール・グリーングラス冴えまくりな『ボーン・アルティメイタム』が特に良かった。乾いた空気とか緊張感のある銃撃戦が印象的だった『キングダム 見えざる敵』、バーホーベン最新作『ブラックブック』、スパイ映画の新境地を開いた『ボーン・アイデンティティ』と『ボーン・スプレマシー』も良かった。ブラッド・ピットケイシー・アフレックの演技が素晴らしかった『ジェシー・ジェームスの暗殺』も印象に残っている。

フレデリック・シェンデルフェル監督の『裏切りの闇で眠れ』は、昨年の『あるいは裏切りという名の犬』に続く、フレンチ・ノワールの新作で、なかなかの意欲作であった。来年はジャン・ピエール・メルビルの傑作『ギャング』のリメイクが控えているし、ジョニー・トーにより『仁義』のリメイクも進行中だ。フレンチ・ノワールの復活かと『映画秘宝』2月号でも特集が組まれている。ジョニー・トーといえば『ザ・ミッション 非情の掟』の続編である『エグザイル 絆』も公開待機中だ。楽しみである。