かつて読んだ本を読み返してみた。
この本が出たのは2007年春、すでに現在の崩壊の足音が聞こえていた。
一部の人がサブプライムローンなどの危険さを指摘していた。

著者は米国の不動産バブルは調整するが大した事にはならないだろうと述べている。
その時点の判断としては間違いではないのだろうし、後から批判するのははしたない。
でもその根拠が、「米国の中古住宅は値上がりするものだから」というのでは笑ってしまう。本邦のバブルを生んだのと同じ全く無根拠な楽観主義。