エムスリーとの出会いは7年ほど前だったか。医師免許取得後2年目くらい。
ソネットが医師向けの情報サイトを作っているということで登録したのが始まり。
web上で実名、勤務先を登録すると、提携している製薬会社のMRさんが勤務先に認証キーを持ってきてくれるという感じだったと記憶している。あ、それは日経メディカルオンラインだったかな。まあいいや。
会員が確実に医師であることが決定的に重要なので、こういうやり方は悪くないと思ったが、今もこんなふうにしてるのかな?


そして現在に至るまで順調にこの会社は成長してきているわけですが。
でも僕はもうほとんど医者らしいことはしなくってしまっているけれども。

そうそう。大淀病院事件なんてのもありましたねえ。
妊婦が脳内出血で死亡した事例についてエムスリーの掲示板で詳細な議論が行われたのですが、ここでエムスリーはマスコミへの対応をミスってしまい、大量に退会する医師が発生したんですね。僕は辞めなかったけど。その時はもうこの会社あかんかもと思ったけど、蜂が刺したくらいの影響しかなかったですね。

このころは既存メディアによる医療バッシング報道が一番ひどかった時期で、スポンサー企業の不買運動なんて話もあった。

結果的にはこれもエムスリーにはよかったかもしれない。だってメーカーにとってみれば、医療についてまともな報道なんかできないテレビや新聞に(まあこれは医療に限ったことではないけど)広告だして、顧客である医師や医療機関不買運動されるリスクを考慮すれば、エムスリーに広告を出すほうがよほど効率的でリスクも少ないであろう。


ずいぶん前置きが長くなってしまったけど、このたびエムスリーについてエントリーを書こうと思ったのは、どうしてこんなに儲かるのかわかんないからってのがあります。まあ僕はGoogleからグリーまで広告ビジネスモデルがあんなに利益率やROA高いのか全然わかってないんですが。とういうわけで自分自身のお勉強のためであります。

ということで今日はこのへんで。次回更新はいつになるかわかりませんけど。