『ストラテジストにさよならを』

ストラテジストにさよならを (ゲーテビジネス新書)

ストラテジストにさよならを (ゲーテビジネス新書)

マネックス証券のストラテジストの人の本。
この方はtwitterでも積極的に発言されているので興味を持った。

内容は日本株やるならインデックスはだめ。また大型株主体のインデックスもどきアクティブもだめ、というもの。このへんは藤野英人さんの新著とかぶる。

現実的な戦略として、10銘柄程度に分散し、-10%で損切り。を繰り返して含み益たっぷりのPFにしましょうと提案されている。では利食いはどうすかは書いてません。個人投資家は利益確定したがるものだから含み益多いほうがうまく行動できるでしょとしか書いてない。株価がどの程度の成長を織り込んでいるか把握できていれば、どこかの決算の時点で売ることになるのかな?どんな企業も地球より大きくはなれないから。

あとヘッジにVIX短先を推奨している。メリットは相場が荒れだしてから買っても間に合うことだそうだ。しかしこれについては、某有名オプショントレーダーから、この商品の仕組みを理解していないと批判を受けていた。その批判の内容は僕には難しくて理解できなかった。