今日はシャープを空売りして早漏利食いに涙したり、ダイキン買って冷や汗かいたり。

1年前、3月11日の大地震明けての月曜日の相場を思い出していた。
ツイッターでは悲鳴やら進軍ラッパやらで阿鼻叫喚。
しかし突っ込んだところでは買いが入り、
金融クラスタや投資クラスタ流動性提供宣言は嘘ではなかったとわかる。
あの時の不思議な高揚感と連帯感は相場で経験するのは初めてだし、
おそらく今後もないだろう。

あの時の気分を思い出させてくれるブログがあった。
以下引用
その全貌も、津波の被害もよくわからず、余震も収まらない状況で、自分の道具から見た今後の心配は、資金調達が復興のチャレンジを妨げることだと反射的に感じました。要するに、売られるだろうと。また同時に、しかし買う理由しか、少なくとも自分の中には存在しないとも。
中略
リスクマネジメントとは何か、自分が現場で真剣に考え続け、取り組んできたことの答えは、しかし既に目の前に、大きく立ち聳えているように感じられました。ふざけるな馬鹿野郎。今買わねえで、俺がやってきたことに、今後だって意味を見い出せるわけがない。買いたいときに、買ってほしいと思われているときに動けないのなら、生き延びている意味がない。
引用終わり

まあ私はそこまで確信めいたものはなかったが、ここで空売りはねえだろと思ってた。ならば買うのか、様子見か。

自分の同業者は、すでに金曜日の時点で現地へ向かっていた。週末働きどおしだったろう。現地の同業者らは、自分や家族のことだけでも大変なのに週明けの大混乱の現場で戦っているだろう。私は医師免許を持っているにもかかわらず、何もできないことに歯がゆさを感じていた。であるなら、様子見はありえなかった。弱小でも市場に流動性を提供するのが投機家の役目だ。

実際に血の海を見たのは、明けて火曜日3月15日だった。自分はレバかけてなかったので耐えられたけど、レバ1.2倍で追証きた人もいるとか。プット売ってた人は退場どころか債務超過になった事例も多いと思われる。当日の日経現物および先物の動きについてはこちらを参照。