『彼岸過迄』

彼岸過迄 (新潮文庫)

彼岸過迄 (新潮文庫)

明治の知識人の自意識の葛藤を描く。
『行人』、『こころ』へと続く地獄の始まりである。
恐れる男と恐れぬ女といういつものテーマでもあり、
けっこうウジウジした話なんだけどね。
しかしなんか明治の知識人とかいうとかっこいいよね。
高等遊民には憧れます。
新潮社のには柄谷行人の解説がついていて良いです。