『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』


オリジナルと比較して貶すのはみっともないことだが、今回だけは許せん。

そもそもクライマックスの連続で盛り上がりもカタルシスも何もない。中途半端に詰め込みすぎ。1本の作品としてはダメダメですわ。
カミーユの両親のことをしっかり描かないから、エマの翻意に説得力がない。
エマもレコワも中途半端に登場させるから、カミーユのシスコンぶりが際立たない。2兎を追うもの何とやらだ。
ライラとジェリドの関係を中途半端に片付けるから、ジェリドとカミーユの対決が盛り上がらない。

これらのエピソードのいくつか端折って、焦点を絞るべきであった。詰め込みすぎのせいで、クアトロ大尉のかっこいいお言葉の数々が沢山はしょられてるじゃねえか。

新しく撮り直したセリフも、全体的に台詞回しが間延びしててかっこ悪い。

それからなんなんだ、あのキモイ顔は。カミーユもジェリドもエマもレコワも、目の間が離れすぎ。表情がのっぺりツルツルで喜怒哀楽なんかありゃしねえ。

結論は、全部撮りなおすぐらいの情熱もなく、小手先の技術でなんとかしようというメンタリティが気にいらねえってことです。

でも大画面でモビルスーツが飛び交うのを見れたのは嬉しかったかもです