『トイ・ストーリー3』

アメリカのアニメ特有の重力感のない動きは好きではないのだが、人形だったら気にならない。むしろ軽快な動きが心地いい。

!!!以下ネタバレ注意!!!

シリーズの幕引きとしてはこれ以上はないだろう。おもちゃの幸せな生活史である。保育園のおもちゃ達も幸せになって言うことなしだ。もちろんたんなる活劇としても相当にレベルが高い。リアリティのレベルを人間ではなく、人形に合わせているので、フルCGの弱点である人間の動きがキモイというのがないせいもあるだろう。

子供たちにボコられたり、スペイン語のバズが可笑しかったり、バービーとケンのやり取りなど小ネタも満載で退屈させない。

もちろん突っ込みどころはある。バービーにボコボコにされたのにあっさり寝返るケンとかおかしいし、ロッツォの他の配下もそれに従うのは唐突すぎる。おそらくケンはMなのだろうが、子供向けのアニメでそれを説明するのは酷というものであろう。

あと、ジャイアントベイビーがロッツォを投げ捨てるシーンはスター・ウォーズへのオマージュと思ったのは僕だけですか？