『ケインズとカレツキ』
- 作者: 鍋島直樹
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2001/10/30
- メディア: 単行本
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ポストケインジアンの源流とされるケインズおよびカレツキの経済学、思想、政治観などを概観する。ポストケインジアンとニューケインジアンが似て非なるものだということがやっとわかった。似てるのは短期的な不安定性についての認識で、長期については前者は不安定性は資本主義に埋め込まれていると考えるのに対して、後者はそうだったりそうでなかったり。NKといえどPKから見たら新古典派の枠内なんだなと思った。
それと貨幣供給が内生的か外生的かとか、貨幣数量説が成り立つかとか。ここらへんについていずれ詳しく勉強してみたいと思う。